【孔明Check!】先週の仮想通貨ニュース振り返り(2019/1/21/~27)

今回は、2019年1月21日~27日に起きた、仮想通貨に関連するニュースと主要通貨の値動きについて振り返る。

2019年1月21日~27日の仮想通貨の主要ニュース

BinanceがOTCデスクを設置

1月22日、大手海外取引所のBinanceは、大口投資家向けにOTCトレーディングデスクを開設したと発表した。

OTCとはover the counterの略称で、取引所を通さずに金融商品を売買出来る仕組みのことだ。つまり、取引の当事者同士が直接取引を行うことを指し、その取引金額は非常に大きい。

Binanceが設置したOTCデスクは、取引の当事者およびOTC取引を仲介する役割を担う。

そもそも、Binanceは2018年12月に、アカウントを集中管理できる「サブアカウント」という機能を大口投資家向けにリリースしている。これらのサービスをリリースしたことを考えると、仮想通貨取引に機関投資家が流入する流れが来るとBinanceが見込んでいると言えるだろう。

Binanceは、停滞しつつある仮想通貨市場をポジティブな方向へ牽引する存在となっている。

 

Van Eck/SolidX版のビットコインETF申請が取り下げ

上場の最有力候補であり、2月末まで可否判断される予定となっていたVan Eck/SolidX版のビットコインETFが、申請者のシカゴ証券取引所(CBOE)によって取り下げられた。

1月24日、アメリカ証券取引委員会(SEC)がWEBサイト上に申請取り下げについての文書を公開した。

ただし、申請を取り下げた理由については触れられていない。

アメリカでは与野党の対立で予算案が可決されず、2018年12月下旬から政府機関が閉鎖されている。SECにおいても政府閉鎖の影響を受けており、ビットコインETFの審議が停止していた。

議論が停止したまま2月末の承認期限を迎えることで申請が却下される見込みが強まったため、前もって申請を撤回することを選んだようだ。

 

Bakkt、予定していたビットコイン先物上場の動きなし

1月24日に上場が予定されていたBakktのビットコイン先物だが、上場の動きはなかった。

おそらく、アメリカ商品先物取引委員会(CFCT)が12月末から続く政府閉鎖の影響を受けており、ビットコイン先物上場の審議を進めていないからだと思われる。

そのBakktからは、特にコメントは発表されていない。ただ、上場予定日だった24日にビットコイン先物の詳細がWEB上で公開された。

ビットコイン先物の詳細がアップされたことは、上場が間近である証拠だとポジティブに捉える見方もある。

 

個別通貨の動き

この1週間における、主要通貨の価格の動きを振り返ってみよう。

1月21日始値 1月27日終値 増減率
ビットコイン ¥394,853 ¥391,764 99%
イーサリム ¥13,121 ¥12,734 97%
リップル ¥35 ¥34 96%
ビットコインキャッシュ ¥13,590 ¥13,434 99%

ご覧のとおり、全体的にやや下落基調となった。

また、その1週間で価格が大きく上昇した通貨と値動きは次のとおり。

1月21日始値 1月27日終値 増減率
TRON(TRX) ¥2.62 ¥3.20 122%
バイナンスコイン(BNB) ¥714 ¥775 109%
Holo(HOT) ¥0.08 ¥0.17 212%

 

ビットコイン(BTC)

ビットコインは、26日に40万円台に復帰したものの、当日中に39万円台へ戻ってしまった。さらに39万円台を割り、38万円代になる場面もあった。

イーサリアム(ETH)

イーサリアムの価格減少率はビットコインよりもやや大きかった。

リップル(XRP)

リップルは、他の通貨と同様に下落基調となった。

ビットコインキャッシュ(BCH)

ビットコインキャッシュは22日~24日にかけて10%価格が上昇したが、調整が入ってトータルでは1%の下落となった。

真のビットコインキャッシュの座を奪取したグループの母体であるbitmain社が、敗者のグループへエールを送ったことが市場に良い影響をもたらしたようだ。

TRON(TRX)

トロンは、トロン保有者にBitTorrent(BTT)をエアドロップで配布すると発表し、買い注文が増した。大手仮想通貨取引所Huobiの場合、エアドロップを受けられるのは2月11日時点でのトロン保有者となっており、価格上昇は今週も継続する可能性が高い。

バイナンスコイン(BNB)

バイナンスコインは、先週に引き続き価格が上昇している。1月23日に発表した、OTCデスクの立ち上げが市場に好材料と取られたようだ。

Holo(HOT)

Holoは「より良いインターネット」を目指すプロジェクトで、ウェブサイトのホスティングサービスを分散化するシステムを開発している。

1月23日にプロトタイプの製品を出荷したことを発表し、大きく価格が上昇した。

 

今週の展望

1月30日~31日に、アジア最大規模のジャパン・ブロックチェーン・カンファレンス(JBC)が横浜市で開催される。これは、経済産業省や外務省が後援しているもので、さらに仮想通貨業界で著名な方がゲストスピーカーとして登壇する。

例えば、仮想通貨メディアbitcoin.comのCEOでビットコインキャッシュを推していることで知られているロジャー・バー氏、ビットコインキャッシュ分裂の機会をつくったクレイグ・ライト博士、仮想通貨カルダノの創設者で天才数学者とされているチャールズ・ホスキンソン氏などだ。

また、仮想通貨交換業への参入を表明しているLINEや楽天の代表者も登壇予定で、これらのゲストの発言に注目が集まっている。

 

まとめ

今週は本命と見られていたCBOEのビットコインETFの申請が差し戻されたり、Bakktのビットコイン先物の上場に動きが見られなかったりなど、良いニュースはあまりなかった。

今週は、1月30日~31日に開催されるJBCでの主要人物の発言に注目しよう。

 

Source: 株師孔明の株&仮想通貨ブログ